笛の分類その2〜木管と金管〜

フルートは金管楽器?

笛の分類は様々あります。
主だった分類といえば、音の出し方とリードの有無でしょう。

音の出し方

音の出し方により、金管楽器と木管楽器に分類されます。
金管、木管というと、材質の違いのように思いますが、例えば金属製のフルートは実は木管楽器です。
では、この2つの違いとは、何でしょうか?

金管楽器というと、トランペットやホルン、トロンボーンなど、金属製の管楽器を思い浮かべますよね。
でも、実は、山伏の吹くホラ貝も、金管楽器なのです。
金管楽器とは、演奏者の唇の振動により音を出す管楽器を言います。
唇の形や息の吹き方で、音の高低を変えられます。
トランペットはバルブ、トロンボーンはスライドで、さらに音域を広くできます。
写真はトランペットとホラ貝です。

一方、木管楽器は、金管楽器以外の息を吹き込む楽器を言います。
このため、木に限らず、また管に限りません。
例えば、フルートやサックスは、金属製ですが、木管楽器です。
また、オカリナは木製とは限らず、管でもありませんが、同じく木管楽器です。
管が一本とも限りませんので、日本の笙も木管楽器に分類されます。
以下はサックスと笙です。

横笛はというと、木管楽器に分類されます。
以下は篠笛です。

日本の横笛

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