リードがある管楽器は、リードが振動して音源となります。
また、リードがあれば、リードによって息の方向が決まります。
しかし、横笛はリードの無い、エアリードの管楽器です。
エアリードの楽器は、自分の息で空気を振動させなければいけません。
また、リードが無いので、自分の唇で息の方向を定める必要があります。
では、横笛は、どうやって音が鳴るのでしょうか。
横笛には唄口と呼ばれる、息を吹き込む穴があります。
ここから息を吹き込みますと、唄口やその他の開口部で空気流が発生し、空気の振動により音が出るのです。
しかし、ただ息を吹き込むだけでは、音は出ません。
これが、エアリードの楽器の難しいところです。
冒頭の写真は、YAMAHAのホームページからお借りしました、フルートの息の吹き込み方を示した図です。
フルートも日本の横笛も、音の出る仕組みは同じです。
横笛の唄口の際を、エッジと言います。
このエッジに向かって息を当てることで、エッジ付近に空気の振動が生まれます。
つまり、唄口の中ではなく、際に向かって、勢いよく息を吹くことが重要なのです。
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